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昔は本当にあったパチ屋の凄いこと④ 『打ち止め』

昔は本当にあったパチ屋の凄いこと④ 『打ち止め』

はじめに

虚心坦懐のGoing Underground、第107回。

 


 

現在、ホールに設置されている大半の台(2022年11月以降に申請された全ての機種)には、同一営業日内でMY(差玉)95000発になったら遊技が強制終了となる「コンプリート機能」が搭載されており、その台に関してはそれ以降の遊技ができなくなりました。

しかし、以前は差玉ではなく、出玉3000個や4000個で一旦遊技を終了し、出玉を流す「打ち止め」というハウスルールがありました。今回は、そんな「打ち止め」についてのお話をしていきたいと思います。

「打ち止め」とは!?

「打ち止め」とは、元々「釘師」と対称的な存在であった「打ち止め師」と呼ばれた人から取られた言葉でした。その後、「打ち止め師」という存在が減ったこともあり、ホールでは「打ち止め」という言葉と「予定数終了」が同じ意味で使われるようになりました。

そういった流れから、店が予め設定した出玉に到達することでその台の遊技を一旦停止すること「打ち止め」と言うようになり、主にハネモノや一発台に使われたハウスルールでした。

当時の主なルール

換金ギャップもあったため、虚心の地域では「ハネモノ」に関しては3.3円交換なら約3000個、2.5円交換なら約4000個と、換金すれば1万円くらいを目安にした定量制のホールが多く存在しました。そして、一旦打ち止めになった台は、その後、開放され「開放台」などの札でアピールされました。

普通機である「一発台」に関しては、釘が規定されている概ね垂直どころか、とんでもない方向に曲がっていたため、一度当たると永遠に出続けてしまうので、4000個等の上限が決められていました。当時、もし釘シートがあったら、一発台を設置していた全てのホールが摘発されていたでしょうね(笑)。

昔の虚心の立ち回り

虚心が、パチプロだった叔父様に最初に教えていただいた立ち回りが、このハネモノの打ち止めを利用した、開放された台狙いで稼働することでした。当時は、釘やネカセが読めませんでしたが、打ち止めになった開放台を何台も打つことで、次第に釘やネカセなども理解できるようになりました。

ハネモノが分かってくると、一発台も同様に大当りの多いモノが良いとわかり、果敢に狙うように…。

のちに気づけば「CR天龍」の解説動画を作っているほどになっていました(笑)

まとめ

1台での大勝ちこそ望めなかったものの「打ち止め=優良台」という認識ができたため、優良店なども目に見えて見つけやすい時代でした。今ほど初期投資も必要なかった上、打ち止めがあったおかげで、夕方からでも勝負ができ、ユーザー目線からも非常に良いハウスルールでした。

ある頃からデジパチで打ち止めを行うホールが出てきて、多少回転率が良くなったと一部で話題になったこともありましたが、虚心的にはデジパチでこれをやられても損するとしか思えないと感じた記憶があります。実際に昔、とあるホールの「あんたはエライEX(西陣)」で確変中に打ち止めになり、もやもやした経験も。

やっぱり、ハネモノが最もこのルールには向いているのかな!? と思う一方で、肝心のハネモノの設置がほとんどない現代では、このルールも歴史の徒花となりつつあるのが寂しいです。

※本稿に記載した内容は、ライター虚心坦懐の独自の見聞に基づくものです。

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